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ベルリン・天使の詩のsvnfilmsのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
5.0
僕は知っている、いかなる天使も知らなかったことを。

パリテキサスがマイベスト映画な私にとってこの映画もまた大好きな映画であり父におすすめされたのもあってとても大切な作品。

天使の目線から描かれるこの世の素晴らしさと儚さ。

人の嘆きを聞き、戦争が行われるのを耳にし、自殺する人を手を差し伸ばして止めることもできず、瀕死状態の彼を救うことができない。

ただ見ていることしかできない、”天使であることの苦痛”がモノクロの世界で語られる。

人間である苦しみを一番近くで見てきた彼なのに、永遠の天使の命まで捨てて人間として生きたいと思うのはそれだけ”人間として生きること”が素晴らしいんだって思わせてくれる。その苦痛を上回るほどの“幸せ”があることを教えてくれる。

ほんとに素敵な映画。
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