magnolia

ベルリン・天使の詩のmagnoliaのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.5
ピーターフォークさんって元は人やないねん、という大暴露がある作品!
「子供が子供だった頃」という韻を踏む美しいフレーズのループで、しっとりと幻想的な構成を築く

リメイクが『シティ・オブ・エンジェル』らしいが、こちらは天使期間が長くそこがユニーク
守護天使というのはかなり切ない、ほんの少し好転させられるが、基本的には寄り添うのみ 自殺を止められず思わず叫ぶシーンは痛々しい

ラストの彼女のセリフにはがっちり心を掴まれた ”これが運命”という表現がピッタリ
「新月は決断の時…今、初めて真剣になれた、ようやくそういう歳になれたのね」

”人間”の天使ダミエル可愛い、おっさんやのにワクワクが瞳に宿ってめっちゃキュート
ブルーノガンツさんもオットーザンダーさんも雰囲気あって納得の天使、ピーターフォークさんも正に彼にしかできない味、作中「刑事さんですよね?」とか言われてるし
magnolia

magnolia