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ベルリン・天使の詩のtorisanのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
3.4
なにかと名作と語られることの多い本作をついに観ました。なるほど、とは思ったけれど、自分には面白い映画ではなかったです。特に前半。メロウで、詩的すぎて退屈でした。人間世界を傍観しながら永遠の時を生きていた天使が、人に恋をして、人間として地上に降りる。天使から見る世界は白黒で、ベルリンの人々の、日々のパーソナルな思い悩みに溢れている。人間から見る世界はフルカラーで、悩みを皆抱えながらも、それを胸に精一杯やっている。言葉が独特で、時にハッとさせられる言葉も出て来る。こんなふうに書くと、凄く面白そうだし、実際になんか凄い映画だとは思った。凄く人間賛歌だな、とも思う。でもなあ、ちょっと前半、キツかったんです笑
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