キミシマユウキ

死霊のはらわたのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

死霊のはらわた(1981年製作の映画)
3.4
森の別荘で楽しく過ごそうとしていた若者5人組。その地下室で偶然見つけた”死者の書”とテープレコーダーを見つけてから彼らの悲劇は始まる…

古典スプラッターホラーの名作!!
『スパイダーマン』『スペル』などの
!サムライミ監督!
の長編デビュー作品。
スパイディの新作が出るということで元祖スパイダーマン監督のデビュー作を鑑賞(こじつけ)

古さを忘れるグログロホラーの傑作
~山奥にある別荘に若者グループでいくと悪いことしか起きない~

とい定型パターンを流行らせたのは今作じゃないだろうか。
まぁストーリーとか整合性は置いといてとにかくこの時代にしてはめちゃくちゃグロ描写を工夫して頑張っているのが見て取れる。食事中の鑑賞は注意した方がいいレベル。
悪霊というよりはもはやゾンビのような造形。
バラバラになってもピチピチ動き出したときはなぜか新鮮な魚を捌いているシーンが連想された。なぜだろう(笑)
悪霊が若者たちに乗り移り仲間割れさせていくのだが、人数が5人しかいないのでパターンが少なくなるのは残念。
また一つだけ疑問が残った。ネタバレになるのでコメント欄にて。

キャストは全く知らん方々。
ただ主人公のブルースキャンベルは実はサムライミ監督作品にカメオも含めると全て出演しているとか!
しかも今作も製作総指揮…いったい何者なんだと思って調べてみたら監督と中学の時からの親友だとか(笑)
続編も主演張ってるようなので今後チェックしてみます。

サムライミの原点を観るならコチラ!
時代的にも若干古いと感じるかもしれないがそのゴア描写は今観ても一級品だ!
まぁ同じ”死霊の~”が付くならロメロファンとしては
『死霊のえじき』
の方が好きだけども。

~オマケ~
一応悪霊の話なのですが、あまりにも乗り移った後の造形やグロさがゾンビのようなので今作は私の

#キミシマムザゾンビセレクト

に追加させて頂きます。
ネットでも特殊な例としてゾンビ映画にカテゴリされることが多いよう。
ゾンビ映画ならばすなわち続編も見なくては…(使命感)

グロゴアホラー映画が観たい方、元祖『スパイダーマン』監督の原点を確かめたい方、そしてこのGWの間に山奥の別荘に行こうとしている若者達にはオススメの作品。