H4Y4T0

死霊のはらわたのH4Y4T0のネタバレレビュー・内容・結末

死霊のはらわた(1981年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミってバカだなぁ(褒め言葉)。
馬鹿と天才は紙一重と言うが、力の入れ具合が他所の映画バカとは違う。
80年代のスプラッターブームの火付け役。
未だにカルト的人気を誇る、言わばカリスマ。このムーブメントに乗り遅れちゃマズイと一念発起して初鑑賞。
サム・ライミの長編デビュー作、伝説はここから始まったのか・・・。

「男女・山小屋(別荘)・悪霊」ん、悪霊?
今思えばごくありふれたシチュエーションだが、先述したように我らがサム・ライミこそがスプラッター映画の“お約束”を作り上げ主犯格。
初っ端から臓物ぶちまけまくり。掃除するより散らかす方が大変なんじゃないかと疑うレベル。
デビュー作で普通ここまでやるかな。突き抜けた発想に、この作品にかけた魂の鼓動が聞こえた(ような気がした)。

チェーンソー登場で一瞬テンションが上がるも「結局使わんのかい」というツッコミ殺しに意表を突かれたが、この演出がいかにもサム・ライミっぽくて・・・悔しいかな憎めない。

驚くべきは、主人公が微妙にヘタレという風潮にどこか『スパイダーマン』に通じるものを感じたがアッシュはスーパーヒーローなんかじゃない、ただのヘタレだ。

不覚にも、オチで吹いてしまった。
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