おーちゃん

死霊のはらわたのおーちゃんのレビュー・感想・評価

死霊のはらわた(1981年製作の映画)
3.4
死霊のはらわたシリーズ一作目。

80年代ホラー映画ブームの時代。
低予算で大きく稼ぐことのできるこのホラーバブル時代は「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」「ハロウィン」などのキャラクター重視な映画が多いが、
この流行の火付け役はこの「死霊のはらわた」らしい。(ソフト化が連続していた日本では)

某作家の仰る通り、しばしば「悪夢のいけにえ」派か「死霊のはらわた」派なるものに分けられ、比べられている。

私には到底、比べようが無い。
面白さか?怖さか?確かに共通点や相違点が分かりやすいが、根本的に「人間」か「幽霊」という違いで観るのが分かりやすい。
優劣はとても付けられない。

「悪魔のいけにえ」の時もそうだったが、
この映画もかなりヤバい…
「エクソシスト」などの憑依系の映画を観たことあるので、耐性はできていたので、目を背けることはなかった。
決定的な違いと言えば、主人公の飛び抜けたスター性だろうか?
ブルースキャンベルの魅力が目立つので、「あ、この人たぶん最後まで死なないわ。」と分かってしまう。
上記で出てきているホラー作品は「この人が主人公かな?」と思ったらすぐ死んだり、そもそも主人公が「普通」なのが、先があまり読めなくてハラハラする。

今作はあまりそんな感じではなく、どうやって幽霊を倒すのかな?が気になる映画であり、純粋なホラー映画より、ホラーアクションの先駆けのような印象だった。

私が映画館で映画を観ることが好きになったきっかけが今作の監督であるサムライミの「スパイダーマン」。
何故、このキャリアから「スパイダーマン」の監督になった?
ストーリーが薄くて映像が凄いという手法は昔から変わらないらしい( ̄▽ ̄;)笑