ポール・ヴァーホーヴェン監督版『透明人間』。
透明人間となった天才科学者が、誇大狂となり次々と犯行を繰り返す。
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これはまずまず。ストーリーやキャラクターにはそれほど乗れなかったけど、ビジュアル的には楽しめた。血管、内蔵、筋肉、骨と、順々に透明人間の体が可視化していく描写がとても面白い。ポール・ヴァーホーヴェン監督らしい過激なヴァイオレンス描写もあり。
もし透明人間になれたら女子風呂覗くっしょ、みたいな男子中学生が考えそうなノリの話が展開される。「鏡に映らなくなるとモラルがなくなる」理論にはついていけなかったが、暴走した透明人間vs研究員たちの攻防はなかなかスリリングだった。
大半透明人間の姿なので本人かどうか確認できないが、ケビン・ベーコンがマッド・サイエンティストを怪演。グラマラスな金髪ショート美女のエリザベス・シュー。お色気ポジションではあるが、体を張った男前な一面も。「そんなタイムマシン開発されてないわ」発言にはニヤついてしまった。
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