JTKの映画メモ

彼女について私が知っている二、三の事柄のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

1.6
「勝手にしやがれ」のレビューにも書いたけど「ゴダールを語ることがインテリのインテリたる所以」みたいな風潮が、特にニューアカデミズム花盛りの時代にあってだね。なんやら浅田彰だの四方田犬彦だのなんだのがわけのわからんこと書いとったわ。買ってまで読んだけど。
わしの思う「映画」とゴダールの「映画」はぜーんぜん違う。
ゴダールは「映画」を内側から壊そうとしとるとしか思えない。
この映画も綺麗な女の子がカメラに向かってなんやら難しいこと喋るが。
それは映画ではない。
『「映画」自体がカメラで写していることに意識的である。』
これって映画か?
わしは映画とは思えんね。

大昔「気狂いピエロ」は観て楽しかった記憶があるが、今観たらどうなんだろ。

割と最近観てなかなか良かったのは「男性・女性」「女と男のいる舗道」「女は女である」だが。また観たら気分によっては真逆になる可能性大。なにせゴダールだから。