ずっと見たいと思ってた作品の中の1つがこの「ピクニックatハンギング・ロック」。今回やっと見れた…!
ピクニックに行った少女たちが行方不明になってしまうというストーリー。
物語全体が幻想的で儚さを纏っている作品。尚且つ、息が詰まる様な閉塞感も同居しているという独特な作風。
女生徒だけが在籍している学校・その女生徒が着ている可愛らしい白い制服・登場人物のミランダの美しくだけど儚げな表情。表面だけ切り取れば美しい世界観のお話になりそうだけど、強く感じるのは「閉鎖的な空間」・「幽かに感じる不穏さ」。
夢現の様な世界で彼女たちが"死"に引き寄せられているように感じ、とてもじゃないが「美しい」という言葉では片づけられない作品だった。