ピクニックatハンギング・ロックの作品情報・感想・評価

「ピクニックatハンギング・ロック」に投稿された感想・評価

urrr

urrrの感想・評価

3.7
少女たちの神隠し。幻想的な雰囲気が美しい。エコールやヴァージンスーサイズ好きな人は好きかもしれない。
黄昏色の映画だ。
「人間には目的がない。役割を知るべきだ」があまりにもシャマランすぎる。
焦燥感が伝染していくという意味で、パンデミックものとしての趣もあった。
Hagieen

Hagieenの感想・評価

3.4
ピーター・ウィアー監督、アン・ランバート主演。

オーストラリアの女学校の生徒たちがハンギング・ロックという山にピクニックに行く。
生徒たちの中の四人が岩山に上るが、ひとりを残して謎の失踪をとげる。

ずいぶん昔に観た記憶。
主演のアン・ランバートが美しく、DVDのパッケージに惹かれた。
全体的に幻想的な絵作りで、何が真実なのかはわからない。
ミステリー小説でもあり幻想小説でもある感じだが、結果が判明しない。
周辺人物の死など含め謎が謎を呼び、観た人がそれぞれで解釈を行う作品。
そういった作風が評論家には受けたようだ。
正直自分はよくわからなかった。
ジェヴォーダンの獣的ホラーでも解釈できるし、下世話な変質者の仕業にも見える。
ただただ自然の中のアン・ランバートの美しさ、そして映像とマッチした美しい音楽が印象に残った。
アヤ瀬

アヤ瀬の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

神秘的と表現されるような自然のなかでは
どこか別次元の時間の流れが存在していて
“神隠し” はその周期性の中に取り込まれる
選ばれたものだけの特別な現象なのかもね
置いてけぼりにされたような行き場のない感情が発生した。ふわふわする。コルセットが何かを象徴してる気がするけど果たして

ミランダのオーラがビシバシで画面に居なくても居るような存在感だった
syuhei

syuheiの感想・評価

4.0
遙か昔に観て内容もう覚えてない。1975年のピーター・ウィアー監督作品。

舞台は20世紀初頭、オーストラリアの女学校。女性教師と女生徒たちは巨大な奇岩ハンギングロックに馬車でピクニックへ。そこで生徒3人と教師が忽然と姿を消してしまう。必死の捜索にも関わらず彼女たちは見つからない。すると、ある日突然生徒の1人が帰ってくるも記憶がない。一体何が起こったのか…?

初めて観たときも訳がわからんかったが、今観てもやっぱりわからん。女学校、少女たち、ボッティチェリ、コルセットに手袋、少女に一目ぼれする少年、食虫植物、聳え立つ奇岩、裂け目、… すべてが性的な何かを象徴しているようで、でもハッキリとはわからない。不思議というより不気味な物語。

この映画で描かれる失踪は創作だが、いたはずの人が突然いなくなることの不気味さは実際の未解決事件や神隠しにも通じる。『のび太の日本誕生』も怖かった。この世界には時空の裂け目のような場所がポッカリ口を開けているのかもしれない。千葉にも"八幡の藪知らず"とかあるし。

神隠しとよく似た現象は、洋の東西を問わずにあるようで、有名どころではハーメルンの笛吹男があるし、日本には天狗攫いというのもあって、天狗の国に行って行方不明になった少年が帰ってきて語った物語を記した書物が残されている。>仙境異聞 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%A2%83%E7%95%B0%E8%81%9E

英語では「〜をこっそりさらう」は精霊を意味するspiritという単語を他動詞で使う。『千と千尋の神隠し』の英語タイトルが"Spirited Away"なのはそのため。

この映画、今ならTVシリーズでやったらツインピークスみたいにウケそう、と思ったら3年前にやってたらしい。>Picnic at Hanging Rock (TV series) - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Picnic_at_Hanging_Rock_(TV_series)

https://twitter.com/syuhei/status/1440289519299751940?s=20
pino

pinoの感想・評価

4.2
不気味~~
なのにホラーではない
ラストカット恐ろしく美しい、儚さ
zokoma

zokomaの感想・評価

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シネヴィヴァン六本木で初見。
客席に、当時TVで人気だった時代劇でレギュラーを演じていた某女優さんの姿があった。TVでの彼女のイメージからするとすごく意外で驚いた記憶がある
再鑑賞、めっちゃ久しぶりに見た。1900年にオーストラリアの女学院生徒数名が岩山で神隠しにあった事件の映画化と言われ、世界中で大ヒットしてオーストラリア映画が国際的に認められるきっかけになった作品。今見ると どこかデヴィッド・リンチ監督のローラ・パーマー事件ような雰囲気もあった。

小公女ミランダ、アーマ、マリオン、イディスは寄宿学校のピクニック中に少女4人だけで岩山を冒険。イディスがぽっちゃりでちょっと抜けてるのは『スタンド・バイ・ミー』のバーンみたいでホッコリする。

ピクニックに参加出来ずにミランダへ思いを寄せる小公女セーラ(アニメのやつじゃないよ)は校長に目を付けられていて寄宿学校でお留守番。岩山へ行った少女達は忽然と消え、ついでに担任のマクロウ先生までも行方不明になり生徒達に不安が走る。学費が払えないセーラは校長先生から猫背矯正という名目で壁にベルトで縛り付けらたりと、失踪事件をきっかけに女学院の崩壊が始まっていく。

監督のピーター・ウィアー曰く、結末がないので映画の中に隠された物事を観客が拾い、自分で組み立ててそれぞれの解釈が出来るように作ったとのこと。

自分は20年前にオーストラリアのケアンズへ行った事があり、ハンギングロックにも行って見ようと思い色々調べてたらどうやらこの映画が実話ではないって事が分かってガッカリした記憶がある(90年代のファーゴのやり口みたいなこと)。今回の再鑑賞で思った事は、その時に現地のガイドがアボリジニについて「彼らには時間の概念がない夢や精神世界の繋がりを岩や石を使って交信する」というスピリチュアルな話を思い出した。

『ピクニック at ハンギングロック』にはアボリジニこそ出てこないけど、岩山へ行くと時計が止まり 眠りに落ちた夢見心地な少女たちが取り憑かれたように唸る岩山へと惹きつけられる様子は神秘的領域に足を踏み入れてしまったんじゃないかと思ってしまう。それが合ってるかどうか分からないけどそれぞれの解釈という事でいいんじゃないでしょうか。
みやび

みやびの感想・評価

5.0
女の子でもなく、女でもない
少女と呼ばれる一刹那。

「少女」を好きな人には
是非観て欲しい作品。

とにかく、綺麗。
色々なモノが綺麗。

そして、不可思議。

ひとりでこっそり観て
ひとりでこっそり想いたい映画。
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