ピクニックatハンギング・ロックのsaeのレビュー・感想・評価

謎は謎のまま、こうゆう映画のじわじわくる余韻が好き。たくさんの何故、が残る。展開は暗く雰囲気は不穏になっていくのに映像が美しいから怖いけど怖くない。
映画を包み込む柔らかい光と白いレースのドレス、何故か正午で止まってしまった時計、靴を脱ぎ裸足で岩山の割れ目に消えていく少女たち。彼女たちは違う世界に行ってしまったのか、それとも…
ミランダの台詞が印象的だった。
"物事は皆、定められた時と場所で始まり、そして終わる"