國村隼が見たくて見てみました。
冒頭のピザ配達のシーンで、なかなか良いセンスいってるのではと思わず身を乗り出すも、ファミレスのシーンの冗長さにたちまち萎える。
タイトルのダサさがもう致命的。
國村隼の演技に期待したものの、見たいものの半分も見られなかったね。ただ、「不思議だな、あんたの言うことはどうも逆らえねぇや」と劇中人物が國村隼を評するのは、いかにも的を射ていた。
この人の凄みをもっと見たかったんだけど、情に厚い任侠のほうに触れてしまった。別にヤクザじゃなくても凄みは演じられる(『オーディション』のサラリーマン役のように)。早々に足を撃たれるから躍動感も望めず。からだを動かせない事情でもあったのかと勘繰ってしまう。
ただ、のちに『べいびーわるきゅーれ』のような作品が本邦で生まれる環境というか、下地を作ったとは言えるかもしれない。影響関係は知りませんが。