A

πのAのレビュー・感想・評価

π(1997年製作の映画)
5.0
「すべての事象は数値化でき、すべての物事には法則がある」
数学的神秘
数学の限界
必要のない答え、宇宙の理に答えを求めるのは危険って事?
結局は全てバランスの上で成り立ってるって事か
理を知る事によって崩れる均衡
人によって神の定義は違うが人間が神に並ぶなんてのはまだ早いって事?
俺は神は自分の中に存在する気がするし全てに意味がある思ってる、そして全ての森羅万象に神秘を感じる
理論、思考と現実のギャップ
天才と社会の距離感
イカロス、フィボナッチ、黄金比、螺旋
見てるこっちも覚醒するかと思った。そんぐらいの没入感
白と黒のコントラストが強く出たザラつきのあるカメラの質感、人物の顔を中央に据えて躍動感のある手持ちカメラ
脳を指すような音と電子音、そして日常音のギャップがやばい
薬の服用シーン、家の鍵を閉めるシーンなど細かいカットの連続をルーティン化させて何度か使う手法はレクイエムフォードリームに繋がるしアロノフスキーの好きなところ

真実の答えは存在しない
A

A