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ロミオ&ジュリエットのRingRingLoveのレビュー・感想・評価

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
3.9
シェイクスピアの戯曲のセリフは一切いじらず、
ただ舞台だけを現代の都市ヴェローナへ移し、
古めかしい言葉で現代のロミオたちが物語を紡いでいく、一見喜劇じみた悲劇

最初に観たときは、そのカラフルでスタイリッシュな世界観、PRADAが監修・提供したオシャレな衣装や小物の数々、カーディガンズなどのポップな音楽に巧みに組み合わされたカメラワーク、まだあどけなさの残るレオ様やクレア・デインズの瑞々しさに心奪われたものです

弱冠19歳にして「ギルバートグレイプ」でオスカーにノミネートされ天才と称された少年は、結果的にこの「ロミオ+ジュリエット」や「タイタニック」の成功とその甘い容貌によってアイドル俳優の烙印を押され、以降長らくオスカーへの妄執に苦しむことになるのですが、映画公開当時、そんなことは彼自身はもちろん世界中の誰も知るよしはない
ただただ、レオ様の透明で静謐なたたずまいその美しさに、うっとりと酔いしれてしまうのです
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