吉倉光希

ロミオ&ジュリエットの吉倉光希のネタバレレビュー・内容・結末

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか始まり方めっちゃ見たことある!!!こういうのすごくワクワクするんだよなぁ。
若干の西部劇感あるのめっちゃ面白かった。

改めて、ケータイおよびスマホなどのインターネットが普及した「今の現代」だと成り立たない話だなぁと思いました。そこまでは普及してないこの時代だからこそ成り立つなぁと。90年代もね、普及しはじめてたと思うけど今ほどではなかった‥はず。たぶん。
水槽のところで出会うシーンがあまりにも美しくて気に入りました。とても素敵だった。美術やカットがとても美しい作品。


家の人というよりは取り巻きの人たちの憎しみが招いた悲しみとも言えるよなぁというのが戯曲を読んだ時の感想だったのだけれど、ディボルトはなんであそこまで憎んでたんだろうなぁ…。パーティー来てても問題起こしてないなら目を瞑ってもいいのにな、と思うけど、それこそ彼にしかわからない何かがあったんだろうなぁ。

ある意味「全員が自分勝手」だったからこそ起こり得た悲劇。ロミジュリも例外ではなくね。乳母もジュリエットへ完全に理解があったわけではない……(でもあれ、ディボルトをロミオが殺したから態度変えたのかな。ならわかるか…)
やはりこの話は面白いんだよなぁ……。
戯曲と違い、その場でモンタギューとキャピュレットが仲直りしないのがいいなぁと。個人的には思いました。すぐに仲直りするのは少しね。
吉倉光希

吉倉光希