社長シリーズ最終作。
今回は大日食品の社長という設定。
缶詰を使ったOPクレジットが小洒落ているなあ。
同シリーズの「サラリーマン清水港」で酒瓶を使っていたのを思い出す。
前作の「社長えんま帖」同様、今作も人事異動が話の大筋にある。
東野英治郎さん演じる大日物産の大社長から、森繁さんへ。大日食品の社長職は森繁さんから、小林桂樹さんへ、というバトンタッチ。
けれども、森繁さんの大社長就任は株主の反対によって一時延期となってしまう。
そこで、社長室の中を衝立で仕切って、新社長になった小林さんと一先ず会長ということになった森繁さんが同室する。
やる事が無くなって暇な森繁さんが小林さんにちょっかいを出すのが見ていて微笑ましく面白い。
今日は、社長シリーズに欠かせないお一人である加東大介さんの誕生日。
個性派揃いの登場人物が大暴れする中で、社長の浮気のお目付役を担ったり、要所要所でキチッと道を正してくれる存在。
だから画面に加藤さんが出てくるとホッとするのだ。
本来なら、小林さんより加藤さんの方が年齢的に次期社長に相応しいのかもしれないんだけど最後まで社長になれないんだよなあ。
「社長三代記」で社長代理を一度努めたことはあるけれど。
2016.2.6 BSフジ