ダース米田

X-MEN2のダース米田のレビュー・感想・評価

X-MEN2(2003年製作の映画)
3.5
チャールズの学園への危機が迫る!!
そして、ウルヴァリンの過去を知る男ウィリアム・ストライカーとは!?
新たなミュータントも登場し、対立が続く人間とミュータントの関係性をテーマとした、X-MENシリーズ第2段。

人間への復讐に燃えたミュータント・マグニートー(エリック)を捕らえることには成功したが、世間に広まるミュータントへの差別と偏見は収まることはなかった。
そんな折り、大統領が謎のミュータントに襲われる事件が発生する。また、謎の男ストライカーが獄中のエリックを訪問したことで、プロフェッサー(チャールズ)の学園が危機に陥ってしまう…

今作では前作以上に人間とミュータントの差別偏見問題が色濃く描かれた内容となっています。
特に人間達から見たミュータントの姿という構図が前作よりも増え、ミュータントが抱く憤りや苦痛と、人間が抱くミュータントへの恐怖が伝わってくる。
また、謎だったウルヴァリンの過去に迫る展開があり、ストライカーという男の存在が今作の鍵となっています。

その反面戦闘シーンは少な目になった印象で、ミュータント達の戦いを期待すると少し物足りない可能性もあります。
アクションよりもテーマ性を重視した、ミュータント達の葛藤を描いた作品です。
ダース米田

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