どっちが先に公開か知らないけど大島渚の『新宿泥棒日記』と同年の作品の模様。
そのどちらにも本人役出演の田辺紀伊国屋社長は当時サブカル系に支持されていたんだろうなということがゴーゴークラブで遊んでいるところなどから分かる。
そんなことと街中でシンナー吸引しているバカとか当時の新宿駅周辺の風景が見られること以外は全く見どころがなく、テキトーに製作されているのが伝わる凡作ハーモニー。

60万円という中途半端な金が博打でなくなりそうでなくならない話はやりようによってはもっと面白くなりそうなのに…。

当時のタレント料理人(名前失念)を出演させるがための料理教室コントなんて丸ごといらないしケロンパの無駄使いだ！ せっかくの春川ますみもよく分からない役だし！ 偽ベトナム脱走兵のエリックさんはちょっと良かったけど！

あと多々良純が経営しているカフェ(名前失念)のセリフのない常連客も著名文化人ですよね？ 誰でしたっけ？

話が面白くない。脚本が柳沢類寿と佐藤一郎。なぜプロデューサー。なにかあったかと勘ぐってしまう。藤田まことが新宿の表れて、、ひと騒ぎして去るまで。美化運動、法要賭博といったネタがあまりに弱い。登場人物のキャラも」まるで活きていない。