ミシェルゴンドリーのtokyo!が面白かったので、続けて鑑賞。ウェスアンダーソンのようなストップモーションというか、アニメーションは観ていてとても面白いんだけれど長時間観ていると集中力がきれて、観ているのが時々苦痛になってしまう傾向があるので、本作の鑑賞中にアニメーション描写が苦痛になってしまったらどうしよう…とか不安に思いながら観てましたが、結果とても面白かった。ステファンの執拗な恋心やステファニーとのやりとりなど、ストーリーで引き込ませて、かつ、それがアニメーションとか装飾・小道具で盛り上げてみせてくれたのがよかった。用意してる美術も自主映画感があって、あったかいし、作品に親しみをもてて、こういう身の回りのもので小道具や美術やってるのほんと好きだなあ。個人的には、ステファンがステファニーのことを好きなのに悪口を言ってしまう描写とか、二人が創作を通じて心も通わせていく描写とか、あとはステファニーのセリフの返しがほんとにオシャレ。気がちるのは物作りの敵よ(早口言葉？みたいな)っていうセリフとかさらっと会話の中で使ってみたいし、こんな返しをしてくれる恋人いたら楽しいだろうなあと二人がとても羨ましく思えた。
夢のシーンが多い気もしたが、キャラクターみんな面白かったし、撮り方も妙に即興っぽい撮り方でおもろかったー。普通に笑っちゃうシーンもあって、おもろかったー。
