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戦争と平和のGMのレビュー・感想・評価

戦争と平和(1956年製作の映画)
4.6
最近ロシア史にハマっている身としては観ないわけにはいかないと思い勉強のつもりで鑑賞。
でも予想を遥かに超えて楽しめた。軍服やドレスは燦然と綺麗だし、歴史の教科書を読む時にたまにあるワクワク感を引き出してくれた。
三時間半という長さもそんなに長くは感じなかった。
ほぼ中心はヘップバーンを取り巻く恋模様なのだけれど、戦争と平和というだけあって淡々と戦争とはこういうものだということを描いていく。ナポレオン軍の撤退は、有名な絵と絵を繋ぐ様にありありとその光景を映し出し観客を飽きさせない。
確かに名作だと思った。全ての登場人物を把握できた後、もう一度観ればより理解できるだろう。
それにしてもあの軍隊のエキストラ、本物の軍隊とは。恐れ入った。
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