ろくちゃん

ゴーストワールドのろくちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

女の子は(男の子も)バスに乗って町を出るのだ。
「さよなら、退屈なレオニー」もそうだったな。

高校の卒業式が終わるな否や、学校に向かって中指を立てるイーニドとレベッカ。
卒業したら楽しい人生になると思ってけど、やりたい事は特にない。今までと同じような人生が続けばまだ良かったかもしれないけど、ずっと子供でいる事は許されないのだ。

自分と同じだと思ってたレベッカはしっかり仕事を見つけて一人暮らしのアパート探しを始めた。シングルファーザーのお父さんはパートナーと一緒に住むと言っている。そんな時に出会ったスティーブ・ブシェミ演じるうだつの上がらない中年シーモアとの出会いと別れの物語。

女の子はバスに乗って町を出るのだ。
どうやら、このラストは自殺のメタファーと捉えるむきもあるようだ。
私は全くそう思わなかった。
「こんなところにいたくない」と思う若者はいつの時代も同じことをするものだから。