たぬき同級生

ゴーストワールドのたぬき同級生のネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初のシーン。アパートの窓から見える住人の暮らしからのイーニドはすごいよかったし、その時のビデオの振り付けがノリノリで最高だった。
イーニドとレベッカのオラオラ感というかイケイケ感?「何にも怖くないのよアタシたち?いかが!?」みたいなのが言動やファッション、態度から感じられてとてもよかった。
このままイケイケな感じで進んでいくのかなと思ったらそのお年頃特有のモラトリアムな感じ、世の中に迎合できないわよって感じが自分を見ているようでブルーになった。
レベッカは世間に迎合できる。
カフェで働いて、客のコーヒーに毒入れたくなることもあるが自立のためにお金のためにイヤなことを受け流しながら働ける。
世間に溶け込める。
イーニドにはそれができない。
自分が自分でなくなるような気がしているのかなと思った。
世間に迎合することは死ぬことと一緒よ!みたいな感じなのかな?
あんなに仲の良かった2人が少しずつズレていくのが見ていられなかった。
2人とも悪くないから。
途中途中でイーニドになんだよこいつ!ちゃんとしろよ!働けよ!とイライラしたがきっとホントに自分を見ているようで同族嫌悪に近いものを催したのだと思う。
いろんなことを思い出させてくれたりしたいい映画でした。
なにかを忘れちゃいけないと思い戒めのためにポスターを買って部屋に貼ってます。