映画みます

サラの鍵の映画みますのレビュー・感想・評価

サラの鍵(2010年製作の映画)
4.0
弟を守る....
ただそれだけの思いで危険を顧みず弟を守ったはずなのに...
実の両親からも非難され逃げ場のない日々
弟を助ける...
ただその思いだけを胸に行動おこす

ナチ占領下のフランスで起きた『ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件』
通称『ヴェルディヴ事件」
フランス警察がユダヤ人約1万3000人を一斉検挙してヴェルディヴ(自転車競技場)へ連行
そこはトイレもなく水はおろか食べ物もなく逃げ出すユダヤ人は即射殺
その後、次々と収容所に送ったというユダヤ人迫害事件

命からがらナチスの手から逃れ、人生をやり直し子供まで授かり幸せを掴んだように思えたサラだが、日に日に大きくなる我が子と弟が重なったのか、過去の亡霊から逃れること叶わず

クローゼットに鍵を差し込み開け放った時のサラの慟哭がずっと脳裏に焼き付いて離れない🗝