じみー

キング・コングのじみーのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
4.5
傑作。コングの映画を撮りに髑髏島へ、という現実と鏡写しのプロットは、ニューヨークの劇場でコングが暴れ出したときに頂点に達して、映画がスクリーンを突き抜ける恐怖を生む。特撮は技術の高さと細部へのこだわりに加えてアイディアもあり見ていて飽きない。コングの悲恋物語とも言えるが、「美女と野獣」のフレーズがしつこいほど繰り返されることを考えると、映画監督デナムとコングの物語とみるのがよさそう。
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