電池

キング・コングの電池のレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
5.0
ほんと完成された映画。隠れ穴に指を突っ込む、完全に顔面潰すシーンとかあってマジ怖いんだよな。怪獣映画で電車の衝突シーンって定番だけど、この映画が元だろうか。初代ゴジラとかでもあったし。本作では橋上の線路を突き破ってコングが顔をひょこっとだして衝突した電車を拳で叩き潰す。コングがオタク的なのが面白い。部屋の窓の覗き方とか服をちまちま破ってくとこなど。人間をあんな手で握ったら普通に圧死すると思うけどね。大事なものを大切に扱えないのもオタク的。

ヒロインの美しい顔、村の儀式の壮大さ、キングコングの迫力、フィルムに刻まれた100年前の映像が現在の人にも感動を与えるということ。優れた表現は時をいとも容易く越えるということ。そこに人間の持つ普遍性の存在を感じることが出来るし、文化の存在する意味がある。
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