バナナ

ノー・マンズ・ランドのバナナのレビュー・感想・評価

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)
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本作が伝えるのはありがちな力強い反戦メッセージではなく、やりきれなさ、もどかしさ、無力感。それを体現したラストシーン。

人間の愚かさ醜さが身に染みた。
誰が悪いでもなく、ただどうしようもない。
双方の戦争当事者、国連、報道機関、全方位に唾吐き散らしててすげえ。

トップ画像の宣伝文句、薄っぺらすぎてびっくりした。心震わすとかお涙頂戴ではなく、どこか諦めたような、冷めたような態度が本作の魅力だと思う。