しゃもじお兄さん

ステート・オブ・グレースのしゃもじお兄さんのレビュー・感想・評価

ステート・オブ・グレース(1990年製作の映画)
5.0
公開当時のニューヨークでのアイリッシュ系ギャングの捻れたドラマを題材に、ショーンペン(公開時30歳)、ゲイリーオールドマン(公開時32歳、レオンの4年前)が大人になりきれないチンピラ(かつての幼馴染)を演じ、エドハリス(公開時39歳)がゲイリーの兄で組織の若ボスを演じた激渋犯罪映画。ヒロインポジでギャング兄弟の妹にロビンライト(公開時24歳)!綺麗すぎ!ジョンタトゥーロもジョンCライリーも出てる!

ド傑作。今年の旧作ベスト級。超絶好み。

スコアはモリコーネ大先生で、程よいポップソングも使われている!

タイトルの" state of grace" は「神の恩恵を受けた」の意味。辛すぎる本作の悲劇のストーリーには皮肉に響く…

ニューヨークを舞台とした70年代犯罪映画のような妖艶な映像と90年代作品らしいクリアだがカサついたクールさ兼ね備えている!

すぐにブチ切れるゲイリーオールドマンは本作の4年後に出演するレオンでのスタンスフィールドを感じさせる!

よく髪をかき上げる本作のロビンライトは篠原涼子感ある笑

決着はセント・パトリックス・デーに。

超大当たりの時の午後ロー感ある笑

こんな面白い映画なのに、当時の興行収入見たら大赤字だったわ。

個人的に大傑作認定している2008年のアイリッシュ汚職警官モノのプライド&グローリーを想起した。両作とも兄弟が話のネック。