雨が降る金曜夜に似合う映画でした。
公開日が1996年ということでバブル崩壊後の日本を必死で生きる当時の人々がどんな思い、どんな感想をもってこの映画を鑑賞したのかとても気になりました。
映画館で観てみたい作品になりました。
移民たちのイエンタウンでの地獄から火を貰いに来たような生き方に異様な美しさを感じました。
仄暗い邦画でとても好きでした。
「知ってるか?天国はちゃんとあるんだぜ
でも誰にも辿り着けないのさ。
お前が死んで
魂は空へ飛んで行くが雲に触れた途端
雨に変わり堕ちていく
だから天国には行けないんだ。
ちょっと待てよ、
最後に行く場所を天国って言うなら
ここが天国って訳か?」
劇中で1番好きなセリフです(^_^)