ワン

すべて彼女のために/ラスト3デイズのワンのレビュー・感想・評価

3.0
若くて美しい妻のリザ(ダイアン・クルーガー)と幼いひとり息子のオスカル(ランスロ・ロッシュ)と共に、パリでささやかだが幸福な家庭生活を送っていた国語教師のジュリアン(ヴァンサン・ランドン)。ところがある日、彼らの家に突如警察が押しかけてきて、リザは上司殺害の容疑者として逮捕され、懸命の無実の主張も空しく20年の禁固刑が言い渡されてしまう。すっかり生きる気力を失った妻の変わり果てた姿を目にしたジュリアンは一大決心をし、彼女を脱獄させる計画を練り始める。


リザが犯人でないことは早々に明かされる。作中、リザが無実であることを知っているのはリザ本人と真犯人のみであるという斬新な構成。ジュリアンは真犯人を探そうとしないのでモヤモヤする。脱獄のプロは実はハッタリで会ってみてがっかりパターンかと思ったら本物だったので意外だった。壁に脱獄計画を書き始めたのが自分的にはピークだった。
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