RIO

トリコロール/白の愛のRIOのレビュー・感想・評価

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)
4.2
無口な人の心の内を聞いた時に
不思議と申し訳ない気持ちになることがある
そんな気持ちにさせるカロルとミコワイ
2人の絆は深い深い海の底

ミコワイに取り憑いてた死神を取り去ることはカロルにしか出来なかったんではないか

もしもこの世から自分が消えたら
あの人は悲しむのだろうか

ドミニクとカロルの共存はお互いが全てを与え奪い合う
囚われていることで存在する
同じように傷を負わせ痛みを分かち合う
偏執にも見えてありのままリアリズム

完全ではない愛の形は他人から見れば異様にしか見えない
けど愛することは2人の形のようにイビツで均衡を保っているのかなと感じた
RIO

RIO