トリコロールは、「自由(青)・平等(白)・博愛(赤)」を象徴しており、本作は白、愛の平等を描く。「トリコロール」三部作の中で、面白さでは最高。妻を愛しているのに、離婚され、住まいを失った男。祖国ポー…
>>続きを読む『青』に引き続き分かりやすい作品ではないけれど青より理解できたような。
性的不能の落伍者とされたwカロルが愛しすぎる元妻に愛しすぎるがゆえの復讐をする。
あれだけ愛されたら女冥利に尽きるよなぁなんて…
愛は対等であるべきか、それともただ無償であるべきか?
人間の愛憎と執着のグロテスクな真実に迫った異色作。
一見、悲劇をユーモアで包んだダークコメディだが、その中にある愛の不条理性、復讐の虚しさ、そし…
「平等」というものは、その大きな差異や変動を持って意識される。不平等を前提とした概念。
ストーリーの劇的な展開はカタルシスに繋がらず、虚しさを助長する。帳尻を合わせようとすることや、何かに執着する…
『トリコロール』3部作は、悲劇(青)、喜劇(白)、悲喜劇(赤)の順番で描かれており、その中間に当たる『白(Blanc)』が、喜劇として描かれいてる点に構造的な美しさを感じる。それはどこか、ベートーヴ…
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