囚人13号

テムプルの福の神の囚人13号のレビュー・感想・評価

テムプルの福の神(1936年製作の映画)
3.5
テンプルちゃん絶頂期の一本。

物語は彼女の歌と踊りがメインで展開される。設定も石鹸会社のご令嬢、孤児院から脱走したと金持ち余裕の嘘をつかせて無邪気さを全面にアピール。人形たちに歌うシーンが印象的だが子供のほうれん草嫌いが結構深刻な問題だったという事が伺えてそこが一番面白い。
子供っぽく批判も風刺もないその単純明快さがテンプル映画の魅力であり、ラストの楽しいダンスへと繋がっていく。彼女の主演作の中でも随一の傑作…だけどやっぱりスコアはこの辺り。邦題が古臭いのが残念。
囚人13号

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