自分の人格形成に多大な影響を与えた本って何冊かあるのですが、その中にケイブンシャの大百科「世界の怪獣大百科」とゆーのがあるんです。
表紙がゴジラなんで特撮の本かなと思いきや、あにはからんや!
映画、テレビドラマ等は勿論の事、アニメ、漫画、小説に伝説、神話から果ては「実在する」モノまで(!)実にバラエティーに富んだカテゴリーでもって微に入り細を穿ち、とことんまで解説してくれるとゆー、子供向けにしてはなかなかにトンデモな本だったのです。
映像関係のモノは写真的資料があるので、ビジュアルもハッキリしてるのですが、小説とか伝説とかになるともうそこはイラストレーターの力量に寄る所が大きく、中には「なんじゃこりゃ?(-""-;)」と思わざるを得ない残念な見てくれの怪獣なんかもいたのですがそれでも、ハナタレ小僧だった自分を「怪奇と幻想の世界」に叩き落とすには十分な一冊だった訳です。
で。
この本で紹介されてた怪獣の中に映画「虹男」があった訳です。
…え?「男」?(;゜゜)
いやいや…怪獣…え?怪人?…いや…怪………え?!「男」?!(|| ゜Д゜)
あ、まぁ確かに「ハエ男」とか「透明人間」とかも紹介されてましたが、なんかそれとは全然違うっ!
先程も述べましたが、映像関係は資料がキチンとあるので、この作品もポスターが載ってたんですけどもそれがもう完全に「ヒト」!(|| ゜Д゜)
なんかモダンなスーツ着ててなんか「フワァーッ!!!」って言ってる感じのヒトが写ってたんです!
どこが怪獣やねん!!!(#`皿´)
だがしかし!
まだハナタレ小僧だった自分にとって、この画は得も言われぬ「不気味さ」を醸し出していたのです。
なんやこの男は…一体何をする奴なんや…
30年以上前の思い出なので、どーゆー解説だったのかは全く覚えていないのですが、とにかくこのビジュアルに圧倒されて、結構夢に見るくらいのインパクトだったんですね。
お陰様でそれ以降、自分にとって「虹」とゆーキーワードは、世間一般でゆー「メルヘン」とか「ファンタジー」とかではなく、何か判らないけど怪しく悍ましい存在として刷り込まれてしまった訳なんですハイ。
名曲「虹の彼方に」なんて「虹の彼方に行っちゃって、それきり行方不明になってしまった人の歌」ってイメージしかないし、感動作「虹をつかむ男」は「映画にとりつかれた男の悲劇の物語」ってイメージしかない訳です_(^^;)ゞ
それもこれも!この「虹男」のせいなんですよ!
こいつのせいで僕にとっての「虹」はソラオソロシイなんやよう判らん怪奇の存在と化した訳なんですよ!
それがこの度!
Amazonビデオで視聴できる!(|| ゜Д゜)
実に30年ブリに奴と対峙する事になる!
しかも動いてる奴と!!!(|| ゜Д゜)
もうね、震えましたよ。
自分の人格形成に多大な影響を与えたアイツを遂にこの眼で確認する事になるんですから!
ビバネット社会\(^o^)/等と思いながら観ました!!!
結果!!!
………推理モン?………(´-ω-`)
アレ?…コレ…推理モン?…(´-ω-`)
…うん。推理モンでした。
怪獣とか全然関係おまへん…
なんか男の横恋慕がアレしてナニする愛憎渦巻く殺人事件のお話………
ただの推理モンでしたわっ!!!(#`皿´)
なんやねん!!!(#`皿´)
なんっっっやねん!!!(#`皿´)
俺のこの30年はなんやったんやっっっ!!!(#`皿´)
怪獣どころか怪人でもないやんけっっっ!!!(#`皿´)
あんな「フワァーッ!!!」言うてる奴、出てけぇーへんやんけっっっ!!!(#`皿´)
もうね、言っちゃいますけどね!
このポスターに出てる「フワァーッ!!!」言うてる奴、全然関係ないですよっっっ!!!(#`皿´)
その下に小っちゃく写ってるグラサンはめてるヒゲヅラの男が真犯人ですわ!!!ドチクショーっっっ!!!(#`皿´)
………作品そのものは、公開された時代を考えますと一部カラーのシーンとかあって、それなりに目新しい作りだったのかもしれません。
トリックなんかも割と練られた構想で良かった様に思います。
だがしかし!
そんなこんなは一旦置いといて、俺の「虹」感はどーしてくれんねん!!!(#`皿´)
この30年のアレのナニはどーしてくれんねん!!!(#`皿´)
………やるせない想いを抱きながら、それでも、ビバネット社会\(^o^)/とゆー気持ちだけは何故だか覆っていない…
そんなゴールデンウィークでございましたm(__)m