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レインメーカーのteanyのネタバレレビュー・内容・結末

レインメーカー(1997年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

弁護士の話なのに堅苦しいこともなく、シリアスとユーモアがとてもバランスよく、客とのやり取りもとても穏やかに行われていく。
思った以上に良い映画で、所々涙が溢れた。

ドニー役のジョニー・ホイットワースの優しい笑顔と儚い演技が素晴らしく、もっと彼の幸せな姿が見たかった。本当に美しい存在だった。
特に説明し過ぎない描写がとても素敵で、亡くなったあとにドニーの父親に写真を手渡すシーンがとても泣けました。

終わり方も、現実的な視点も添えてあり、主人公の今の姿が永遠とは言えない、弁護士という仕事の複雑さを感じ、良かったです。


面白くて温かい愛に溢れた良い作品なのですが、見たまま内容がストレートなため、見終わった後に、思考を巡らせる事柄がほとんどなく、あまり感想という感想が出てこないのが個人的に少し寂しかったですw
でも本当に観て良かったです。
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