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無力の王のmuscleのレビュー・感想・評価

無力の王(1981年製作の映画)
5.0
珍品。そんな言葉がぴったりの作品なんだけど真っ向から青春映画をやってたら『エドワード・ヤンの恋愛時代』にたどり着いちゃったみたいな映画。写真家が撮ったスローシネマってことで今見た方が理解できるんだけど、そんなに評価もできないっていう。自分は大好物だけど。永遠に続くんじゃないかって時間で見せるパーティーと酔っ払いの絡み合いが不思議な余韻というか、死の香りを予感させる。一夜もの好きにぜひ。『tokyo.sora』とか『天使の楽園』とかなんでこんな映画が…?となる邦画なんだけど、80年代の色が強すぎて再評価も難しそう。室内プールの画面の強度がある。夏のプール邦画としても。
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