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無力の王のmiraのレビュー・感想・評価

無力の王(1981年製作の映画)
4.0
ナンパされまくるが断り続ける女。そんな女に「山羊座?」と聞くだけでやれる内田裕也の圧倒的強者感笑える。高樹雫が鏡越しにイーってやって(鳴き声の音をかぶせて)、チンパンジーに繋ぐ編集が絶好調。水泳のパンツでチンポジなおしているやつウケる。学校のプールではなくて、公共施設のプールってのがいいよな。「どこかいかない?」からの葬式(しかも教会!)で思わず笑ってしまった。しかも、ローアングルでおっさんたちが歌唱しているシーンをレール?で前進していくのが謎でおもろい。路地裏でのロングショット襲撃(ちょっとしたぎこちなさがいい)。ここマジで真っ暗闇。はじめて『クーリンチェ』をVHSで見たときより暗いかも。デジタルリマスター希望。ただ、このボヤけがよかったりもするのでないものねだり。ハワイでの無意味な時間帯が愛おしい。ここには永遠があるし、ふしぎとドキュメンタリーに見えてくる。この店の構造のよさもある。ここでも教会のシーンと同様にレールかな? ローアングルで前進するカメラの運動がみられる。いらんと思うが、なんだかここまでがいいとよくわからんが受け入れられてしまうな。明けない一夜もの映画。
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