このレビューはネタバレを含みます
レビュー250作目。
鑑賞して一言、
これがまさにボンド、ジェームズボンド。である。
ゲットスマートを鑑賞した際に出てきたジェームズボンドに触発され、
ダニエル・ボンドシリーズを再鑑賞。
初めて観たのが10年以上前ということもあり、大部分を忘れていたので新鮮に感じながら楽しむことができた。
チェコでのモノクロのシーンからはじまり、
マダガスカルでのパルクールを使いこなす爆弾魔とのチェイス、
バハマからマイアミ、モンテネグロ、そしてラストのヴェニスと
世界各国を巡り、テロ組織と戦う姿を描く。
どの国も景色が綺麗でそれだけで見応えがあるが、
殺しの許可を得ている00(ダブルオー)になったばかりのジェームズボンドの人間味がいくつも垣間見え、ボンドが正義のための殺戮マシーンではなく血の通った人間であることをよく表していたと思う。
また、悪役のマッツミケルセン、ボンドガールのエヴァグリーンといったボンドの周りを囲む俳優たちが魅力的だったというのも挙げられるだろう。
お決まりのガンバレル・シークエンス、
時計はオメガ、アストンマーチンを乗りこなし、マティーニを愛する等、
歴代ボンドのアイデンティティもしっかり描いており、
過去作のファンにも受け入れられるのではないだろうか。
007シリーズをはじめ、Miシリーズ、ボーンシリーズ、キングスマン、コードネームアンクル等、スパイ映画はたまらない。
スパイ映画の教科書的存在である007の最新シリーズ、是非。