もみの木

頭上の敵機のもみの木のレビュー・感想・評価

頭上の敵機(1949年製作の映画)
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他人事に感じました。引き込まれるシーンが無いです。第二次大戦でイギリスからドイツ(枢軸側)を爆撃するアメリカ陸軍B17爆撃隊の話。B17というと日本軍が苦戦した重爆撃機。この爆撃機、中々堕ちなかったんだよなーと思いつつ見るので、戦争映画特有の、次は撃墜されるんじゃないか、死ぬんなじゃないか、という緊張感が薄いです。爆撃シーンで爆弾が落ちるシーンを見ても、日本側は主に爆弾が降ってくる側だったんだよなーと思いつつ見るので、成功と言われても、テンションは上がりません。本編は、爆撃対象が軍事施設限定の白昼爆撃なので、民間人は狙っていない、綺麗な戦争と思って、元連合国側の鑑賞者は気楽に見られるんでしょうが。敵機を撃墜という話も、日本の爆撃機は武装が貧弱で敵機の撃墜はまずありえないのも、日本とは全然違うなーという感じです。主人公が、一回の出撃で何機も失う日本の爆撃隊の司令官になったら、一回の出撃で精神を病むよなーと思いました。実写映像を使っている点はリアリティがありますね。公開当時は貴重だったのかもしれないです。現在はyoutubeで「ガンカメラ」等で視聴可能。
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