このレビューはネタバレを含みます
不思議なつくりの映画、不思議な気持ちになる。奇妙。
なんともいえない癒しと慰め(私にとっては)
変わった人たちが出てくる。
愛の進め方とかも一般的な感性からしたら逸脱している。
証明写真。
謎に妙なスキンヘッド男笑
神経質な母親と、冷淡な父親、空想に逃げる女の子、不遇だなぁと思ったり。
豆の袋に手を突っ込むのいいよね笑と思ったが私はしたことがあるのか??笑
映画を観ている人の顔を見るのが好きな人は、映画創作に興味があるのかもよ?と『海が走るエンドロール』という漫画で言っていたのを思い出した。
自分のスキ・キライは自分を知るための第一歩だったし、他人のスキ・キライも気になるからそこの視点もハマった。
途中、ローマの休日のオマージュ?
それぞれの幸せがあるじゃない、と思わせてくれる。
私自身、'普通'にとても執着があって、憧れるし、中央値化したらこの世の"幸せ"の頂点に君臨しているとも思っているのだけど、反対に'普通'を嫌っている身でもある。もっといえば'普通'なんてもの存在しないのだけど、取り憑かれたように、催眠にかかったように、普通でいなければいけないと思って生きてきたしそれを強いられたし、それがまるで正義のように教育されてきたおかげでいまだに呪術にかかっているような気がする。そんな催眠や洗脳からとかしてくれるような、普通じゃなくていい、それでいい、と自信をつけさせてくれるモノは定期的に摂取したい。
主人公の女の子は、アンネフランクとか、クイーンズギャンビット、エスターとかの雰囲気。全然似てないんだけど、映画全体の雰囲気が1%魔女宅を思い出させたのはなぜだろう。
グランドブダペストホテルを妙に観たくなる。
そしてこの映画でも掛かってくる公衆電話のロマンスが..笑