もえぎ

アメリのもえぎのネタバレレビュー・内容・結末

アメリ(2001年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

アメリの幼少期がとにかく可愛い。
隣の家の屋根のテレビコードを引っこ抜く場面がコミカルでいい。
大人になっても可愛いのだけれど、どこか色気が混じってい、それを妄想描写でいい具合にかき消している。

色の使い方が独特で、赤や緑や黄色がそのときの心情や移り行きの情報をもたらしている感じもとてもいいし、
その中で謎解き要素が散りばめられ、複線回収がとても楽しい。

途中、よく分からない男女のイザコザが起きるが、それもなんとなく流し見できるので完全に作者の策略にハマっているのだと思う。
アメリが気になっている彼の職業がやばそうなことも、もはや気にならない。
人の家の合鍵を作って不法侵入するあたりもどうでもよくなるのがアメリの世界観。

アメリではこんなにも可愛いオドレイ・トトゥが、ダ・ヴィンチ・コードでは一変、シリアスな女性になっているので同一人物なのか疑ってしまった。
トトゥが格別に可愛い、と言える作品。

字幕のテンポやフランス語の鼻母音さえ心地よくて、何年先も見続けたい、見続けるだろうなぁ、と思う。
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