赤痢

アメリの赤痢のレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.6
もうほんとうにいい映画をありがとうございます
あんな殿方に出会いたい。「同じ匂い」(いい台詞)の人と出逢えることを今のわたしは追い求めている。万人受けとかどうでも良くて、その人だけわかってくれればそれでよい。アメリは特殊で変で勇敢で魅力的で、だから、かわいくて面白くて愛の深い人だけが周りに集まって、アメリは精神がかわいくてセンス良くて、面白くて思いやりがあって、自分がやりたいことしかやってなくて(悪い人には容赦しない。性格の善し悪しでは測れない、人としての最高さがある)、人が一番喜ぶことをうまくみつけてそれを実際に行動する才能がある。だからこそ素敵でかわいくて独特な人が集まるんだな。宝箱の持ち主探し、証明写真集め、一年に一枚絵を描くことを20年間、などなど、ひとつのことを追い求めてる人間の姿本当にかわいい。
公衆電話ってあんな使い方できるんだ素敵すぎる。アナログで連鎖的に出会っていくの、最高。アメリの行動力と勇気と独特の行動も、不思議で姿をなかなか現さないところも、現実に向かっていくときの姿勢(人の幸せを達成する手助けを、アメリ自身が楽しんでやっている感じがほんとうにいい)も、全部が最高。絵を描くおじいさんとか、そういう脇役じゃない脇役も全部好き。いい人悪い人とかじゃなくて「わかってる」人。ちゃんと物事や人の良さを理解できる人。そういう人だけがアメリの周りに集まっている。遊園地のシーンもドキドキしたし、最後の最後もほんとにドキドキした。あのテレビの使い方よすぎ。メッセージもよすぎ。ほんとにいい映画だよ。幸せありがとう。何度も観たい。
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