工藤蘭丸

スケアクロウの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

スケアクロウ(1973年製作の映画)
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これは、私の人生を変えたと言っても過言ではない思い出の作品ですね。私が高校1年の時の1973年、後に『台風クラブ』の脚本を書くことになる加藤祐司と、もう一人の友達と3人で試写会で観た作品だったけど、それをきっかけに友達同士でもよく映画の話をするようになって、ちょくちょく映画も観に行くようになったものでした。

本作はカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した作品だったけど、ジーン・ハックマンとアル・パチーノのバディー・ロードムービーで、笑って泣ける名作だったんじゃないかな。

面白くて、その後もどこかの名画座で観たし、その後にももう一度ぐらい観たような気がします。最近、午前十時の映画祭で上映されたので、久々にまた観てみようかとも思ったんだけど、残念ながら時間が合わなくて行けませんでした。

もしこの映画に出会わなければ、私はこれほどの映画ファンになっていたかどうかは分からないし、もしかしたら普通に大学に行って、普通に就職して、普通に結婚もして、ごく普通の人生を送ることになっていたかも知れませんね。