原題: Scarecrow
直訳: かかし
ー 町から町へ流れるお前と俺——スケアクロウと人はいうけどいいじゃないか!行こうぜ友よピッツバーグへ!大いなる夢をつかみに…
あの、カラスがかかしをどう見ているか論、面白いし、凄く良い考え方だと思った。
あれがまさにLionの信条を表しているんだろうな。彼のその信条に基づく振る舞いが他人には良い影響を与えていても、自らの精神を自分も気づかないうちに徐々に擦り減らしていってしまう。
一見どんなに良いと思えることでも、良い面と悪い面が存在するんだと。
前半と後半の雰囲気のギャップが、観てて感じる悲しさや痛々しさを倍増させてきた。
1つ疑問なのは、終盤のバーでのシーン。lionは何を感じてのあの表情だったんだろう。喜びや安堵だと思っていたのに、どこか不安そうで悲しそうで、今にも帰ってしまいそうな。そこがあんまり汲み取れず、なんだか悔しかった。
いやぁ、めちゃ若アル・パチーノのみたことのない無邪気キャラを見られて嬉しかった。
2019/180