まきのせ

スケアクロウのまきのせのレビュー・感想・評価

スケアクロウ(1973年製作の映画)
4.1
久しぶりに重量感のある映画を見た、、10ドル以外は全部貯金したと言っていたマックス、なるほど。全て理解したいのだけど、いくつか疑問が残る。

1.なぜフランシスはマックスがバーで踊っていたシーンであんなに悲しげな、やりきれない表情をしていたのか?←マックスが自分のよく知っている元の彼じゃなくなってしまい、また自分が「守らなければいけない」存在じゃなくなってしまったから?

2.フランシスが「錯乱しなければならなかった」のは彼自身が変化しなかったから?この映画はあくまでマックスの成長物語であって、それを手助けしたトリガーはやはり物語の最後で消える運命にあるのだろうか。

3.そもそもフランシスはなぜ家出したのか?←描かなかった事でこっちの自由な解釈に任せるということ?それとも作中で言っていた、只の若気の至り?そうだとしたら...うーん

4.マックスは、最初に自分が刑務所で男色をしていた事をほのめかしていた?←後にファームで例の人をあれほど殴ったのは過去の自分に対する決別と憎悪の表れに見える。
このシーンを上空から撮っている意味は何か?←広い社会の中で、彼自身が変わったという事?この暴力はあまりにもちっぽけで無力であるということの現れ?
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