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小さな村の小さなダンサーのchipのレビュー・感想・評価

小さな村の小さなダンサー(2009年製作の映画)
4.2
映画館で観たのはもう12年前…
「リトルダンサー」が大好きだったので
観に行った覚えがあります、
でもずっと重かった。。

先日、
ソ連からアメリカに亡命したダンサーの映画
「ホワイトナイツ/白夜」を見たときに、
同じような中国人のダンサーがいたなぁ~と
思って、この作品を思い出しました。
そして、猛烈に観たくなっての再鑑賞です。


中国からアメリカに亡命したバレリーナ、
リー・ツンシンの自伝を基にしています。


毛沢東のバッジを付けて
彼を尊敬しています、と教育された少年が…
運動能力が優れているからと連れていかれて
厳しいバレエの英才教育を受けさせられる…
そんな国なんだなぁ~中国。
山奥の小さな村に暮らす貧しい両親は
わが子と全く会えない。。
バレエの舞台もプロパガンダに利用されて
軍を称える演目を踊らされたり…
そんな国なんだなぁ~中国。


研修生としてアメリカに渡った彼は
才能を開花させる。。
アメリカでも、
自分の言動や行動が見張られているように感じると
言っていた彼は、気の毒でしたけれど…

バレエ公演のシーンは
どれも素晴らしかったです!
バレエダンサー、チカオが演じています。


亡命を決意するけれど
中国当局から説得され脅され…
のシーンは長く重かったです。
協力者もマスコミも、彼の助けをしました。
村の有力者が両親をののしった時に、
「わが子を取り上げたのは党の方だ!」
と逆切れした母に、拍手しました~


故郷で踊るラストは感動です。
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