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おかしな二人のnattyan9のレビュー・感想・評価

おかしな二人(1968年製作の映画)
3.5
              2140
(IMDb 7.7:29,917人視聴) 
 
うん。良作。
 
ただ、
原作が、50年前の舞台劇だけあって、
場面転換がほとんどない。
のは、ちょっと、厳しい。
もしくは、
もっと、カットを割って欲しかった。
アングルも一定だし。 
 
でも、
嘘くさくない話は、とても好き。
三谷幸喜さんが
作家ニール・サイモンに
影響を受けたのは、とてもよく分かる。
 
ただ、
いい意味では、素朴なんだけど、
反面、ストーリーは、
あまり展開しない。
葛藤(目的と障害)は、欲しいなあ、と
思ってしまう。
 
とは言え、
中々、稀有な設定なのと、
上品な仕上がりは好き。
 
一番、印象的だったのは、
ポーカーでバカ盛り上がりな
男5人の所に、
自殺を試みたジャック・レモンが
不意に訪問するシーン。
ドアを開ける前に、
「いつも通り、いつも通りだぞ。
 刺激するんじゃないぞ」
って言って、
入れるんだけど、
 
もう、空気がお通夜w
 
役所の仕事のように、
ポーカーやってる。
バレるわww
  
 
 
 
 
 
ps.
ウォルター・マッソーさん、
もうちょっとキレて欲しかったなぁ。
東京03の飯塚さんで
再演して欲しい。
 
あ!
角田さんとやって欲しい。
 
・・・・・・
おお、マジで見たい。
 
 
ps.
レモンとマッソーの友情のシーンが
欲しかったのと、
マッソーを主人公にして欲しかったかな。
そしたら、
”クレイジーな友だちと
 同棲することになって、追い出したい
(好きだけど)”
ってなって、
ストーリーがクリアになる気がする。
(やっぱり、
 自殺したい人に感情移入するのは、
 難しいし)
  
 
ps.
!!!
ジャック・レモン、
どっかで見たことあるなぁ、と
思ってたら、「モリー先生〜」かあ!!
びっくりしたー!
 
 
ps.
三谷幸喜さんの旧劇団名は、
”東京サンシャイン・ボーイズ”
(「サンシャイン・ボーイズ」は
 作:ニール・サイモン)
 
 
ps.
戯曲、取り寄せ中。
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