クリストフォルー

駅馬車のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

駅馬車(1939年製作の映画)
4.4
もちろん、過去のテレビ(地上波・吹替え)放映で何度も観ているし、♪駅馬車のテーマ(元はアメリカ民謡)も耳が憶えているが、本当にこの映画の魅力が解るようになったのは、いつのことだったろう?
本作の発想の元はモーパッサンの『脂肪の塊』だそうだが、こちらの駅馬車に乗り合わせるのは、ダラスやリンゴはじめ、ほとんどが脛に傷を持つはみ出し者たちであり、西部の荒野をひた走る中で、それぞれの品性があぶりだされる。カッコイイのはアクションだけではない。「カサブランカ」も、本作を下敷きにしてたんだと思う。
駅馬車の御者は、鞭の代わりに石を投げるんだね。こういうリアルさが、昔の映画のよさかも。
クリストフォルー

クリストフォルー