原題:Tarzan's Savage Fury
本作でターザンの家系が明らかにされる。ターザンは英国のオリヴァー家の10代目グレイストーク伯爵だそうな(笑)
8代目グレイストーク・オリヴァー伯爵(ターザンの実父)の残した日記には、ターザンの子供時代の記録やワズリ族に捕らわれた後までは記載されていた。
「1922年10月23日。生け贄として捕らえられた」
「11月。まだ無事だ。神のような扱いを受けている。部族は白人と初めて接触した。ワズリ族の宗教は特殊で誠実で勇猛で残忍」
「1923年1月2日。ワズリ族は危機に直面するだろう。宗教儀式で大粒のダイヤを大量に用いる。それは信じられぬ大きさで驚くべき輝きを放つ。儀式の秘密を文明社会から守らねば彼らには破滅の道しかない。ゆえに彼らに関する記録や地理的な資料の一切を ...」あとは途切れている。
その後、ターザンの実父は1923年の春に英国に帰国し妻と息子(つまりターザン)を連れてアフリカへ戻った。そして消息は途絶え、サルと少年の伝説が残った。その少年こそがターザン。
ランディニから18日ほどの距離にあるジャングルでターザンを探していた英国紳士9代目グレイストーク・オリヴァー伯爵が背後からロコフに撃たれて死亡。オリヴァー卿はグレイストーク伯爵の日記、パスポート、手紙、そして報告書を遺していた。
ロコフによる策略に嵌められたオリヴァー卿は実はターザンの従兄。
ロコフはエドワーズに「オリヴァー卿に成り済ましてターザンに会うよう」命令する。
その頃。ターザンはガボニ族ワニの"生き餌"にされていた少年を助ける。少年の名前はジョセフ・マーティン。両親はライオンに襲われて死んだらしい。色々な部族を渡り歩いていたジョーイを引き取ることにしたターザンは少年をジョーイと呼んで一緒に暮らすことになる。
フラフラになりながらターザンの家に辿り着いたロコフたち。早速エドワーズが自らをオリヴァーと名乗り、ロコフを狩猟仲間だと紹介する。
ジェーンはオリヴァーがターザンと同じ名字だとして従兄だと信じる。が、パスポートを見られるとヤバいことになるよね。
エドワーズは、1922年～1923年に書かれた8代目グレイストーク・オリヴァー卿(ターザンの実父)の写真を見せ日記を読んで聞かせる。
ターザンの子供時代の記録やターザンの実父がワズリ族に捕らわれた後までは記載されていた。
これで9代目グレイストーク・オリヴァー卿の目的がダイヤを探しだと判明。
ロコフはダイヤを我が物にしようと9代目グレイストーク・オリヴァー伯爵を殺害したということか。
何とかしてダイヤを手に入れたいロコフはターザンにワズリ族のところへ案内して欲しいと説得を試みるが上手くはいかない。
結局はジェーンに説得されたターザンはロコフたちをワズリ族のところへ案内することにする。
サイやカバやワニの脅威に遇ったり険しい山道や切り立った崖歩きもターザンに助けられながらの旅は続く。砂漠も越えていく。...途上でチータがパスポートを盗んじゃう。
人食部族 vs ターザン。人食部族の矢で負傷したオリヴァー卿を名乗るエドワーズ。人食部族に囲まれて危機一髪！のところをワズリ族に救われる。
ワズリ族の呪医による敵認定されかけたところをターザンが「子供の頃、両親と来たことがある」と話したことで大酋長と面会することになる。
神殿。ターザンは、大酋長から友好の証としての書物を持ってきて見せるよう要求されて呪医と一緒に出向く。
その頃。チータが盗んでいた8代目グレイストーク・オリヴァー伯爵のパスポートをジェーンが発見。パスポートの写真と明らかに違うエドワーズの風貌。別人だから当たり前。ジェーンは騙されたことに気付き怒りを覚える。そしてジョーイに「ターザンを探して戻るよう」言って送り出す。チータも着いていく。
目論見が外れたロコフは全ての記録を破棄し、逃亡用の飛行機を呼び寄せ、時間稼ぎにお得意のマジックを披露する。その様子に沸き立つワズリ族を尻目に神殿のダイヤを盗み出すロコフは邪魔立てするワズリ族の１人を刺殺する。
呪医に子供の頃に住んでいた家に案内されたターザン。家には聖書や古い書物が残されていた。
逃げ出したロコフは病に倒れて足手まといとなったエドワーズを崖から突き落としたところに偶然現れたターザンをも銃で撃つ。弾丸は外れたが縄を切られたターザンは転がり落ちて大岩の下敷きになってしまったが、ジョーイに救われる。
一方、仲間が殺されたことに気づいたワズリ族はジェーンを処刑しようと刑場に連れ出す。
あわや！というところに雄叫びを上げて帰還したターザン！ロコフが盗んだダイヤを取り戻し、約束の書物を持ちかえったターザンはワズリ族との友好の証として大酋長からダイヤの1/3を贈られる。
めでたしめでたし(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
【登場した動物たち】
クロヒョウ
ライオン
シカ
ワニ
小猿たち
オウム
サイの親子
牛の群れ
シマウマの群れ
アナコンダ
ターザン→レックス・バーカー
ジェーン→ドロシー・ハート
