キヨ

その男、凶暴につきのキヨのネタバレレビュー・内容・結末

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

オチが好きだった。あらすじとしてはすごい王道なんだけど、なんでこんなに面白いんだろう。間とか、話の運びなのかな?

問題児警官の主人公は、ヤクの売人が殺された事件を追うことに。辿ってみると、昔から親しくしてくれていた公安部の警官が横流しをしていたことが判明。しかし、その警官が自殺してしまう。自殺に見せかけた殺人だと思った主人公は、大元を叩くべく事件を辿っていく。

ノリとテンポ、演技の間が良くて、明確な笑いどころもたくさんあって、わかりやすく面白かった。
ラストで、主人公が薬中にさせられてしまった妹を撃ち殺すのが良かった。結局妹のことをどう思ってたのかって明確に示されないままだから、ラストのこの扱いが捉え方色々あっていいな〜。
主人公も警察官とか妹って言う首輪がなかったら、清弘みたいになってたのかもなと思った。
あと、頼りない新人が新たに横流しをすることになるオチも好き。こんだけ主人公がぐちゃぐちゃになったのに、何にも変わらずに世の中は進んでいくのがいい。
キヨ

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