つめけん

その男、凶暴につきのつめけんのレビュー・感想・評価

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
3.5
「どいつもこいつも気狂いだ」

暴力デカが麻薬捜査で大暴れする話。

トントン拍子に繰り出される暴力が面白い。笑っちゃう。たけしの連続ビンタと岸辺一徳の連続パンチが好き。ホシを車で轢くとこも好き。白竜の銃撃が無関係な人に当たるところや、最後のドンパチはもはやギャグ。

ゆったり間を使ったシーンをフリにして、突然テンポの良い暴力描写にシフトするので退屈しない。緊張と緩和。

北野作品らしい、ドライで救いのない展開もみどころ。あんだけやって結局何も好転してない感じがなかなかにつらい。
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